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ミキナス

ミキナスとは中世から近代のヨーロッパにかけて用いられていた、オナニーを抑制するための女性向け下着。貞操帯の一種。

当時のヨーロッパでは、オナニーは宗教上の理由で忌避(子孫を残すために与えられた糧を無駄に使用しては成らないという訓戒より)されていた。ただしこの考えは主に男性に向けてのものであり、女性はオナニーによる精子の浪費が無いので自慰が禁忌であったのは子孫繁栄を忘れ快楽に溺れることが禁忌とされていたからである。特に血統維持のためには夫以外との性交渉は禁忌であり、当時の医学では親子関係を証明することは不可能だった。そのため、女性には貞節が求められ、淫楽に溺れることがないように教育された。その一環として物理的に自慰が出来ない様性器に革製のバンドなどを着用させた場合もある。これをミキナスと称した。しかし、貞操帯と同じように、性器には排泄器官としての機能もあり完全に閉鎖することが困難なため革製バンドの間から指を性器に挿入し、オナニーをする者もいたとされる。

オナニー(ドイツ語: Onanie)、自慰(じい)は、性交ではなく、自分の手や器具などを用いて自分の性器を刺激し、性的快感を得る行為である。英語でマスターベーション(Masturbation)とも言う。

オナニー(Onanie)の語源は、『旧約聖書』の創世記の叙述に由来する。

創世記38章にオナンという名の男が登場する。彼は兄エルが早死にしたため、兄の代わりに子孫を残すべく兄嫁タマルと結婚させられた(逆縁結婚)。しかしオナンは兄のために子を残すことを嫌い、性交時は精液を膣の中に放出せず、寸前で陰茎を抜き精液を地に漏らして避妊をしようとした(創世記38章9節)。しかしこの行為は主の意志に反するものとされ、オナンは兄と同様に主の意志によって殺された(同10節)、と聖書に書かれている。すなわちオナンがおこなったのは膣外射精であるが、語義が転じて生殖を目的としない射精行為としてオナニーが使われるようになった。

ちなみに、オナンが兄のために子を残すことを拒否したのは、兄嫁に子ができてしまうと、父の遺産がその子のものになってしまうためであった。兄嫁に子ができなければ、遺産は次男であるオナンのものとなるはずだったとも言われる。当時の掟(慣習よりも強制力があった)により言われていることだが、聖書にはそこまでのことは書いていない。一般には「血統維持」を強調した物語と理解されている。

西洋ではオナニーが聖書の説くところの罪にあたるかあたらないか、道徳的に許されるか許されないかなどが古来議論の的となってきた。
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『旧約聖書』の神は「生めよ増やせよ地に満てよ」と人間に命じている。すなわち語源であるオナンの行為は神の意図に逆らう宗教的な反逆であるとされた。このようにユダヤ教・キリスト教にあっては性交は生殖のために神から命ぜられた行為であると位置付けられている。そのため、生殖を目的としない行為であるオナニーは売春などと同様に神の命令に背く行為とされ[1]、非道徳的であり、罪にあたるとする伝統[2]があった。さらに夫婦間の性交にあっても、生殖を目的とせず快楽のためにもっぱら為される場合には宗教的罪悪感を伴うとされる。両宗教が支配的な文化では、涜神と性的快楽のイメージが強く結びついていることが他の文化との大きな違いのひとつとなっている。

近代のプロテスタント運動が高まった時期にも、オナニーの背徳性の教えが説かれた。

ただし、オナンの罪とは、正確には生殖を目的としない射精行為でも、無駄に精液を地に漏らしたことでもなく、古代社会のレビレート婚の掟を破り、兄の未亡人に子供を与えねばならぬ義務を果たさなかったことである[要出典]。おそらく時代の風潮にあわせて、オナンの罪の内実は、微妙に意味をすりかえられてきたのだろう。ゆえに、西洋の反オナニー言説を「宗教の産物」と短絡はできない。モッセによると、十八世紀以降の反オナニー言説はナショナリズムの産物である。事実、日本でも反オナニー言説は、少なくとも江戸期からあり、また、明治期には広く流布している(「日本におけるオナニーの歴史」

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2009年01月19日 15:17に投稿されたエントリーのページです。

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